めぐろのみどりから考える温暖化対策

『世界気象機関』によると最近の一年間の世界の森林伐採等で9±5億㌧の二酸化炭素が増加した。しかし一方熱帯や亜熱帯のCO2年吸収量のお蔭で、過去10年間のものより2014年のCO2増加率を、小さくしている。このように森林資源が、CO2など温室効果ガス削減に果たす役割が大きい。伐採を抑え樹林を育てることは気候変動に対する大きな抑止力となるのだ。

因みに区内の緑の実態では、既存のみどりの減少に歯止めがかからない。樹林109.7㌶→115.2㌶、屋上緑化0.9㌶→3.7㌶となったが、300~1000m2の樹林は減少、樹木とともに目黒区の緑の特性である民有地の緑を、緑化計画による規制等で保全していくことが必要だ。