子どもたちは大変
ワクチンの添加物や遺伝子組み換えへの心配
生後2ヵ月からワクチンを打ち始め、12種類もの接種を行うことになる。
かかりつけ医と相談しながらだが、同日に何種類もの予防接種を行わなくてはならないことも。相当子どものからだには負担になっているはず。
ワクチンはこれまで様々な問題が指摘されている。防腐剤として使用されてきたチメロサール(水銀化合物)は自閉症との関係が、成分のバランスを図る安定剤として用いるゼラチンにはアレルギー原因となることが、そしてインフルエンザワクチンのように鶏卵培養が行われているものに関しては、卵アレルギーの問題が指摘されてきた。その為防腐剤不使用や減量化、ゼラチンの原則不使用、鶏卵培養における培養細胞使用への変更など、が行われた。
生ワクチンは不活化が主流に。しかし不活化は効果が薄いため、複数回接種が進み、同時にアジュバントが必須になった。
アジュバントとはワクチンに用いる補助剤の事。広く用いられているのがアルミニウム化合物だがアルミは組織破壊を起こすことで、抗体を作り出すことができる。そのため疼痛、腫脹、発赤などの局所反応が起きる頻度が高くなる。
ワクチンをめぐる状況は、新型化・多価化(病原菌には多くの型があり、それぞれに抗原が違うから)そして混合化・複数回接種化だ。
新型化の典型が子宮頸がんワクチンにみられる、「遺伝子組み換え化」。子宮頸がんワクチンはガーダシルの場合、4つのウイルスのタイプに対応(7価)。肺炎球菌ワクチンは7価や23価と、とても多いものもある。混合化では、はしかと風疹(MRワクチン)、ジフテリア、百日咳、破傷風(DPTワクチン)の同時接種だ。
また子宮頸がんワクチンは3回、ポリオは4回、DPTは4回といったように何度も接種しなくてはならない。赤ちゃんや子どもたちの負担は嫌がおうにも増えている。生後6か月までに10~15回、幼児期にその倍近い接種が行われることになる。
もともと複雑な免疫システムへ介入させるわけなので、アレルギーや自己免疫疾患などが起きやすくなるのに加え、アジュバントや遺伝子組み換え化なども、加わる。副反応は時に重篤な例もあり、原因不明や乳幼児突然死症候群で片づけられてしまうと指摘する人もいる。