国民民主党との合流に向け新党の綱領(案)と規約(案)を了承 両院議員懇談会

立憲民主党は13日、両院議員懇談会を国会内で開催。国民民主党との合流に向けた手続きについて報告があり、両党の幹事長・政務調査会長の間で11日に合意した、新党の綱領(案)と規約(案)、代表及び党名選挙規定(案)を了承しました。

 冒頭、あいさつに立った枝野幸男代表は、両党の合流に向けて必要な事項について幹事長と政調会長の間で合意ができたことに、「この間幹事長と政調会長には、3年間の(立憲民主党の)歩みを受け継ぎながら幅広い皆さんとしっかり力合わせをし、今の政治状況や政権を変えていくという困難な命題を両立させるため、大変ご苦労をいただいた」と感謝と敬意を表明。今後パートナーや党員らに状況報告をし、ご理解と認識を共有してもらいながら進んでいきたいと述べ、「綱領案などは、おおむねご理解いただける合意だと思う。月が明けたころぐらいまでには、新しい形でパワーアップして、政権奪取に向けて、さらなる大きな一歩を踏み出していきたい」と力を込めました。

 会議では、新党の綱領(案)について逢坂誠二政務調査会長、規約(案)については福山哲郎幹事長がそれぞれ説明。その後の質疑応答では、出席議員から綱領(案)や規約(案)の内容についての確認やスケジュール等について質問、問題提起などがありました。合流そのものへの反対意見はなく、綱領(案)、規約(案)内容については全会一致で了承しました。

 会議終了後に記者団の取材に応じた福山幹事長は、同日夕には全国幹事・総支部長会議、地方自治体議員会議を開くとともに、近い時期にパートナー・党員に対しても報告を行う考えを明示。あらためて、合流を目指す意義についての質問には、(1)新型コロナウイルスの感染が拡大するなかで安倍政権の無為無策が続き、このような状況では国民の命と暮らしが守れないという危機感があること(2)昨年秋からの臨時国会・通常国会での共同会派としての活動を通じて一緒の政党としてやっていけるという信頼関係が醸成されたこと(3)「野党は大きくかたまれ」という国民の期待が大きくなっていること――などを含めて、両党ならびに無所属フォーラムや衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」の皆さんとの具体的な新設合併方式の新党を作ることへの機運が高まっていることだと認識していると述べました。

【合意案文】新党綱領案.pdf
【合意案文】新党規約案.pdf
【合意案文】新党代表及び党名選挙規定案.pdf

 その後、オンラインで開催された全国幹事長・総支部長会議は、党の地域組織である都道府県連合の代表者と総支部長ら約120名が参加。両院議員懇談会と同様の説明があり、その後意見交換を行いました。

 会議後、福山幹事長は記者団の取材に応じ会議の内容について説明。出席者からは、パートナーズや党員、地方自治体議員が代表選挙に参加できないこと、期待感を持てる新党にして欲しいなどの意見や、今後の日程、地域組織の統合についての質問などがあったことを報告しました。

 

https://cdp-japan.jp/news/20200813_3319

 

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