医師国家試験や看護師国家試験の受験生が新型コロナウイルスに感染した場合に再試験を実施すべきではないかという提案に対しては、「試験問題を短期間で作成・実施することは困難であり、従来から心身の不調を理由とした追加試験は実施しておらず、緊急事態宣言下にあった昨年も行っていないことから、本年の国家試験においても難しい」と回答がありました。このことについて野間健衆院議員は、地震などの大きな災害が起きた際は大学入試は追試があることを取り上げ「大きな不備がある」と指摘。「医療関係の方々ですからコロナの時代の即戦力、また来年まで1年ブランクを置くのは大きな損害だ。追試を考えてほしい」と強く求めました。厚生労働省からは「実施は難しい」と同様の回答でした。
長妻本部長は各省庁の担当者に対して、「皆さんを責めるわけではないが、ここで出た意見を上にあげてほしい。緊急時ですからこういう意見もあるからと取り入れるべきは取り入れるのが国全体の意見。ぜひパイプ役として、よりより感染対策に努めてほしい」と要請しました。