長崎への原爆投下から76年となった9日、枝野幸男代表は長崎市の平和公園で開催された長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に出席しました。
式典では16歳で被爆し、現在92歳となった岡信子さんが「平和への誓い」を読み上げました。看護専門学生だった岡さんは、自らも被爆し、看護学生として不眠不休で被爆者の救護にあたった経験を語り、「私たちは被爆者は命ある限り語り継ぎ、核兵器廃絶と平和を訴え続けていくことを誓います」と表明しました。
田上富久長崎市長は、長崎平和宣言の中で、「長崎を最後の被爆地に」という言葉に込められているのは、「世界中の誰にも、2度と、同じ体験をさせない」という被爆者の変わらぬ決意であり、核兵器禁止条約に込められた明確な目標であり、私たち一人ひとり人が持ち続けるべき希望だと述べ、政府に第1回締約国会議にオブザーバーとして参加し、核兵器禁止条約を育てるための道を探るよう求めました。