長妻昭政務調査会長は5月25日、国会内で会見を開き(1)「漏れた年金」(2)マイナンバー問題――等について発言しました。

(1)「漏れた年金」

 長妻政調会長は、厚生年金の加入漏れについて、予算委員会等で政府に対して調査を要求し、3年置きの実態調査の中に質問事項を追加させた等の経緯に触れました。最近公表された調査に基づく厚生年金の加入漏れの推計が2020年において105万人だったことについて「政府の怠慢に対して強い憤りと改善を求めてきたが、遅々として進まない」と政府の姿勢を強く批判し、改めて調査を要求しました。

(2)マイナンバー問題

 マイナンバーの紐づけに関連して問題が多発していることについて、長妻政調会長は「消えた年金と同様に、たらいまわしという無責任体制」と指摘し、特にレセプトについては、「非常にプライバシー性の高いもの。今の政府の対応は分かったものは修正するが処分はないというだけだ。今わかっている数字も氷山の一角に過ぎない。根本的に全数調査をすべき」と政府に強く求めました。