立憲民主党の蓮舫参院議員(55)は26日、衆参補欠選挙5地区で「自民4議席、維新1議席、立民ゼロ」の全敗の結果を受け、泉健太代表(48)ら執行部の対応を批判した。
蓮舫氏は自身のツイッターで「議員総会、ならびに本会議後の国対理事合同会議でも複数の議員から執行部への疑問、意見が相次ぎました」と不満の渦巻く党内の現状について述べた。議員総会には参院大分補選で敗れた吉田忠智氏が出席して「国会があり大切な時に1人議員が欠け申し訳ない」「自分の力不足」と無念さをかみしめて吉田氏が発言したことを紹介した。
蓮舫氏は「現職だった吉田ただともさんは退路を断っての補選挑戦」と吉田氏の決意の強さを強調した上で「(執行部が)ゴールデンウイーク後に検証するなんて甘いまとめでは政党として成り立ちません」と激しく批判し「総括さえも悠長な党執行部の姿勢に納得ができないと申し上げ続けています。回答待ちです」と決断の遅い執行部へのいらだちを隠さなかった。
最後には「党の勢い、支えが足りませんでした。吉田さんや他補選の候補者の問題だけで終わらせられない」と収まらない怒りをツイッターにぶつけた。
対する泉氏は同日、「全国の皆様、今回の統一地方選挙で、若手議員は新たに90人増え、20代議員も7名誕生」と惨敗の補選には触れず「若い力が、立憲民主党をさらに進化させます。ぜひご期待ください」とつづっていた。