泉代表は、「国にひれ伏す知事か、そうではない知事を選ぶかの選挙だ」として、この間の玉城県政を一段と「実らせなければならない」と強調。さらに、「本土との格差」があるにも関わらず、「単に中央に依存しようとせず、自分たちで平和な沖縄をつくる気概があるのが沖縄です」と集まった皆さんに呼びかけました。

 その上でこの間、政府が「いじめ」のように沖縄振興予算を減額するという「厳しい財政」を強いる一方、玉城候補は「県の経済を潤す観光を活性化させ、子どもたちの貧困に向き合ってきた」として積み重ねてきた玉城県政の実績を強調。「都道府県というのは、国の下部組織ではなく、住民自治の主役であり、住民が進路を決める」として、「誰ひとり取り残すことのない、県民目線の玉城デニー候補を、再び県知事へ」と訴えました。

 続いて、玉城候補が、地元のうるま市で「ラスト演説」。「ふるさと」の皆さんに謝意を述べつつ、最初の国政選挙で落選した際、泉代表から「名刺の作り方、選挙のイロハを教えてもらった」とのエピソードを紹介し、結集した皆さんを沸かせました。

 戦後の沖縄の歴史を踏まえ玉城候補は、「本土に追いつけ、追い越せ」と積み重ね、社会インフラが整備され、「毎日、水を飲むことができるようになった。しかし、その水が、基地由来のPFOSに汚染されてしまった」として怒りをあらわにし、「政府が放置するのであれば、知事として責任ある立場で解決していく」と強調。そして、子どもたちの未来、沖縄の将来のために、全力を尽くしていくとの熱い決意を表明しました。